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レジオネラ症

レジオネラ属菌という細菌が原因で起こる感染症

レジオネラ属菌は、もともと川や池・畑・田んぼ・など、自然環境に存在する菌ですが、感染することはほとんどありませんでした。

しかし最近では、快適な生活を求めるがゆえに循環するお湯を利用したお風呂が好まれ、エアロゾルを発生させるシャワーやジェットバス・ジャグジーなどの人口環境が多くなり、感染する機会を増やしています。

抵抗力の弱い人は、吸入により感染し死亡することもありますので、レジオネラ菌が増えやすい場所の衛生管理は厳重にすべきです。

症状のタイプは、「レジオネラ肺炎」と「ポンティアック熱」の2種類あります。

ポンティアック熱は、発熱や頭痛、筋肉痛などの症状で一般的に軽症です。

問題になるのは、レジオネラ肺炎です。高熱や呼吸困難、吐き気、意識障害などが出て急激に重症になり、死亡することもあります。

赤ちゃんや小さなお子様、高齢者の方、病中・病後の方など、抵抗力の弱い人は感染しやすいので注意が必要です。

一般に健康で抵抗力の強い人は、レジオネラ肺炎に感染しにくい傾向にあります。しかしそのような人でも、喫煙や大量飲酒した場合、

過労などの場合には、感染、発病する場合がありますので注意が必要です。

 

レジオネラ肺炎

潜伏期間は2~10日。高熱、寒気、筋肉痛、吐き気、意識障害などを主な症状とする肺炎で、時として重症になり死に至る場合もある。

集団発生での発病率は1~7%といわれている。

人から人へ感染することはないが、共通の感染源(循環式浴槽、冷却塔の冷却水等)から複数の人が感染することがある。

 

ポンティアック熱

潜伏期間は1~2日。発熱を主症状とした非肺炎型疾患で、発熱、寒気、筋肉痛が見られ、一般に数日で軽快する。

集団発生での発病率は95%以上といわれている。

年度別レジオネラ症例数

国立感染症研究所調べ

追い焚き配管の残湯に含まれる雑菌数

衛生微生物研究センター調べ

残湯の雑菌数は一晩置くと約1000倍に増加します。

これらは主に人の体(皮膚など)に由来する細菌で、入浴人数が増えるほど菌数も増える傾向があります。

さらに翌日になると、残湯の菌数は数十万個から数百万個になり、入浴直後の約1,000倍に増えることがわかりました。

残り湯を放置する事は、細菌に大量繁殖の場所を与える事になり、衛生的とはいい難い環境です。

※衛生微生物研究センター参考

風呂水は出来るだけため置かないようにしましょう。